なぜ締め切りを破るのか

  1. 作業内容把握ができていない
    人の依頼を安請け合いする人とかいます。ろくに作業内容も聞かずに「できる」と言ってみたり。
  2. 自分の能力を過信している
    自意識過剰なんですかね。間に合いそうもないのに、頑張ればなんとかなるだろう、なんて思い込んでみたり。
  3. マージンを設定してないから
    よく、1日18時間作業することを前提で予定を立てる人を見ます。そこには、予期せぬ出来事に対する時間が含まれていません。機器の故障。不意の来客。作業の失敗によるやり直し。などなど。
    だいたい、精神・肉体に余裕がない状態で品質の高いものを作れるのでしょうか?
  4. 有名な作家の真似
    時々、締め切りに追われる自分自身をネタにマンガや小説をかいている作家を見ます。それを事実と勘違いして楽しそうだ、なんて思ってしまう人がいるようです。
  5. 自分の限界を知るのが怖いから
    このタイプの人からは、「もう少し時間があったらもっといいものが出来たんだけど」という言い訳が毎回聞かれます。これは、「自分の全力を出したものを人に批評されるのが怖いから、これは自分の全力ではない」という予防線を予め張るために締め切り間際にやっと作業をする、というみたいです。困るのは、これが無意識下の行動になってしまっている場合ですか。
  6. 締め切りを破って人を待たせる俺スゴイ
    ネットで活動している人に多いですが、人におだてられると有頂天になってしまい、態度が大きくなる人たちがいます。そういう人たちは締め切りに対しても、「俺が出来てないんだから待たせればいいんだ」と考えてしまうようです。むしろ、そうやって締め切りを破っても待ってくれることで、自己の存在を確認してるともいえますか。

あとよく見る言い訳として、「締め切り間際にならないとやる気にならない」とか言う人がいます。僕もそういう傾向がありますが、だったらそういう自分に合わせた計画を立てればよいだけです。作業を細分化して、一つずつに締め切りを設ける、とか。そういう工夫もせず、毎回毎回同じ失敗を繰り返すのはどうかと。


まあどんな理由があれ、そこには時間を無駄にして待っている人間が居る、という事実は変わらないんですけどね。