夢使い

1話から12話まで一気に全部見ました。
ちなみにディスコミュニケーションは3巻以降初版本をリアルタイムで買ってたりします。……って今見たら、1巻と2巻も初版本だった。まぁそういう世代です。
で、夢使いのアニメ化、ということで一番興味深かったのは、この世界観をどのように表現するか、だったんですが……。
うーん。なんというか。微妙な感じでしたね。
そもそも元作品は、長編3作と短編1作しかないので、この世界観で日常の夢使いの仕事を描いたらどうなるか、という部分に関しては、うまく一話完結の話としてシナリオ化できていたと思います。
元作品の要素を積極的に取り込んで、それらしくできていたのはよかったと思います。決してハッピーエンドだけで終わらない話がいくつかあったのも、「悪夢を終わらすだけで、その夢をどう選択するかは本人次第」という本編の台詞を取り込んでいた感じで、よかったです。
微妙だったのは、むしろ作画とか演出とか、そちらの方向ですか。時々、あり得ないほど人物の顔がゆがんでいたりすることがあったし、毎回毎回ドリームサイクロンで終わらせるのは面白くない、とか、決め台詞の使い方がトンチンカンになっている、とか。特に一話。あと毎回作品中に登場した細かいネタ、それも昔の特撮とかその手のものがすべて無くなっていたのも残念ですね。これは仕方が無いとも思いますが。
あと、声優がどうにも自分のイメージと違って。橘一と燐子はほぼイメージ通りだったんですが、塔子まぁなんとか。そして三時花が全く全然だめ。大体三時花はもっと積極的な性格のはずなのですが、どうも声優に引きずられたのか性格が変わっているような感じすらしました。
まぁ、DVDを買うほどのことはないかなぁ。