ネットの端で生きる一人のオタクとして

いつものように日記サイトを回っていたら、このようなバナーが目に飛び込みました。

まぁ僕もHPのSSとか読んでもらえればわかるようにオタクの端くれだったりしますし、萌えーとかもある程度はあれなのですが、だからといって現実世界の女の子にどうこう、とは思わないわけで。
謹んで賛同させてもらうわけです。


っていうかあれですよ。
「戦争映画が好きな人は戦争が好きなのか」
とか
「密室殺人な推理小説が好きな人は殺人事件にハァハァするのか」
とかと同じようにナンセンスなことだと思うのですが、世間はそうは思ってくれないようですねぇ。


そういえばこういう話があります。
不思議の国のアリス。あれを書いたルイス・キャロルは相当のロリコンだった様です。ですが、その思いを文学という方向に集約することによって、アリスのお話を産み出した、といいます。
結局、想い・衝動をどのように使うか、という問題だと自分は思うわけです。
(だからSSを僕も書くのか? と言われると……うーん、どうなんだろう)


お酒を飲んでるせいか、脈絡もなく他のことを考えつきます。J.P.ホーガンの「星を継ぐもの」の3作目、「巨人たちの星」でこんなくだりがありました。
「故意に嘘の情報を流すコンピュータがある。そのコンピュータは、正しい情報と嘘の情報を、何らかのフラグで管理しているのだろう。じゃあ、何かのトラブルでそのフラグがクリアされたらどうなるだろう? コンピュータは自分の嘘の情報を自分で信じるようになるのか?」
結局こういう事件を起こす人間というのは、最近の情報の渦に流され、何が正しいのか、何が嘘なのか。何をやっていいのか、何をやってはいけないのか、取捨選択が出来なくなった人達なのかなぁ、などと思いついたりしてみました。


何しろ最近は情報が山のように流れてきます。正しい情報も間違った情報も。
そういえば一時期――今もかもしれませんが――流行った嘘メールってのもありますよねぇ。このメールを何人かに転送してください。止めると殺されます。止めたかどうかは最新式のシステムで分かります、みたいなやつ。
メールの仕組みを知っていればそんなことは不可能だということは一目瞭然なのですが、どうもこのことを鵜呑みにしてチェーンメールを発生させた人達がたくさんいます。
そういう信じやすい人達でオタクな人達がこういう事件を起こす傾向にあるのか、とか思ってしまうわけです。
ゲームの女の子というもの――それに対する対応、反応が、現実でも通用すると勘違いするのかな、と。


まぁそういう人は、ネットゲームをやっているとたくさん見かけますけどね。
人と遊んでいる、ということを分かっていない人達がたくさん。
BOTとかチートはどうぞ、オフラインなコンピュータゲームでだけでやってください、って感じですか。


むー、話がずれまくった。
結局なんだ。上記のHPの趣旨に、僕は大いに賛同、ってことで、ええ。