うたわれるもの 第16話

「戦いの果て」というサブタイトルの通り戦後処理と、各キャラのサブイベントをうまく繋げて見せてくれました。
特に面白いと思ったのは、ニウェの言葉が悪夢となって襲ってくるというくだり。これはアニメオリジナルですが、ハクオロの正体こそがこの物語の焦点なのだとはっきり位置づける演出になっていると思います。そして全てのポイントに絡んでくるエルルゥ。ハクオロの心が癒されているのは、間違いなくエルルゥのお陰なのだ、ということが実にはっきり出ていると思います。ゲームだと中盤はエルルゥの影、薄かったですからねぇ。
そして日常パートを色々改変しつつ織り込んでいましたね。ベナウィとオボロの本組手、結末は同じですが過程がよりアニメ向きに変わっていました。なにより、ベナウィがより強そうです。ゲームは仕込み武器で勝ってたし。そこから酒宴になだれ込むのはオリジナルな展開ですが、それを皆の笑い顔云々とハクオロに言わせるのはうまいなぁ、と思いました。
食料庫に忍び込むアルルゥとカルラ、というのも、ゲームではよく見る光景。唖然とするトウカも、とてもそれらしいです。ちょっと最後のカミュとゲンジマルの付近は尺が押したか、って感じでしたが、いきなり枕元に現れる、というのより、姿を視聴者に見せておいて、ハクオロも気がついて泳がせていた、とした方が、確かに違和感は少ないですね。
……今確認したらカミュの水を飲むシーン、ゲームはあそこでカミュが倒れて、抱き起こそうとしたハクオロが初潮の印に気づく、という展開だったんですが、さすがにアニメでは出来ませんでしたな。
ゲンジマルとクーヤの声も違和感ないし、来週も楽しみですな。コメディ満載な回になりそうだし。エルルゥの方薬高速回転はみれそうですな。後、トウカがあわてているのはなんだろう……? うっかりがみれるといいんですが。さぞかし今までのギャップで素晴らしいことになるんじゃないかと。