うたわれるもの 第17話

最初と最後にクーヤが出てきて、その中を日常の話が埋める、という形。いやー、最後の方のクーヤの笑顔はよかったなぁ。
クーヤに関して、固有名詞がたくさん出てくる話をしていたので、アニメから見た人はきっと何がなんだか、だったと思われます。僕もゲームで最初にやった時はそうだったし。
確か、

  • 通常、ウィツァルネミテアは[大神*オンカミ]としての存在で、生活に根強く浸透しており、あらゆる儀がウィツァルネミテアの名の下で行われる。(だから社を建設したときも、ウルトリィがこの説法をしたはず)
  • シャクコポル族(クーヤのウサギ耳の種族)にとって、ウィツァルネミテアは[禍日神*ヌグィソムカミ](忌むべき神)であり、シャクコポル族は[大いなる父*オンヴィタイカヤン]に加護をうけている、というか受けていた。
  • これは、ウィツァルネミテアは、創造主たる[大いなる父*オンヴィタイカヤン]に造反し、喰らい、その座を奪いし者であり、[大いなる父*オンヴィタイカヤン]の加護の元に暮らしていたシャクコポル族にとっては桃源郷を奪いし者に等しいからである。

とった感じかな。一見、片方から見れば善でも他方から見れば悪、という二元論が話に絡んでくる、と思わせられるのですが……とてもとても重要な話です。物語の根幹に関わる。
それ以外の日常部分に関しては、実にほのぼのと、ユーモラスに描かれていました。日常シーンでもオボロが大活躍な訳ですが。いろんな意味で。まさかオボロとドリィ・グラァのあのシーンを絵にするとは、スタッフは分かってらっしゃる、というか、分かりすぎ、というか。未だにドリィ・グラァの性別が出てきてないし。
あと、ミキュームの話に絡んで、トウカの別面がみれたのもよい改変ですな。確かにトウカはかわいい物好き、という設定がありましたが、うまく場面を変えて使っていると思いました。(しかしあれじゃあ、うっかりさんじゃなくて、うっとりさんだよなぁ)
そして来週はナ・トゥンク國の話ですね。またカルラさんの暴れるところがみれるんでしょうか。


……あ、そういえば。
話の切り方(クーヤの側室云々のところ)とかをみてると、どうもサクヤは登場しないみたいですね。残念です。……でもそうなると、ゲンジマルが義を見せるシーンはどうなるんだろう?
そして、1回も登場しなかったクロウ哀れ……。