Kanon prelude

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まずはノンクレジット版のオープニングで感動。パブロフの犬状態ではありますが、パブロフの犬的な反応を引き起こすほど、これはKanonのオープニングでした。
曲がLast Regretだ、というのもありますが、オープニングの構成がそのままゲームそれだというところに、制作側の理解とこだわりが見て取れます。ヒロインの最初の立ち絵なんて、ゲームのOPと同じだし。で、それが京都アニメーションのクオリティで動くのだからたまりません。
それからキャラクタの造形に関する違和感がほとんどありませんでした。原作の絵を、違和感ないようにアニメーションに持ってきています。前回東映によってアニメーション化された際、その顎が強調された絵に対して「あのいびつな絵をアニメーションにすると、これくらい歪んだ造形になるのは仕方がない」といった擁護がなされたものですが、これであの顎は単なる技量不足だったことが証明されてしまったことになります。(視聴後、東映版のオープニングを見てみましたが……いやはや。見なければよかった。どうしようもなく顎でした)
プロモーションクリップに関しては、1本がこのDVD用に作られたものだそうで、4分弱の長さで声も入ったものでした。まだこれをみただけではどのようなストーリーにするのかは全く垣間見えませんが、その世界――雰囲気とでも言うんですかね。それに関しては、違和感なく没入できるものでした。
それから小冊子が付いていました。オープニングの絵コンテや声優さんのインタビューとともに、Keyのスタッフである麻枝氏と樋上氏のコメントが書かれていましたが……東映版のアニメのスルーっぷりに笑いました。
いやいや、黒歴史って、本当にあるものなんですねぇ。